コラム

【新卒】就活でカミングアウトすべき?僕はゲイと言うのをやめた!

2022年12月8日

僕はこの記事を書く直前まで、2023年新卒の就活をしていました。

面接の自己PRでは、僕がゲイであることを言っていたのですが、途中からセクシュアリティについて触れるのをやめました。

就活を通して分かったことは、性的マイノリティだからこその強みはあるものの、カミングアウトはしない方が良いということでした。

今回は僕がカミングアウトしていた理由やそれを踏まえてカミングアウトをおすすめしない理由、そして自分の強みをアピールする方法についてお伝えしたいと思います!

就活の流れ

はじめに、僕の就活の流れについて説明します。僕が就活を始めたのは2022年の2月で、終わったのはその年の11月でした。下の図は、僕の就活のおおまかな流れを表しています。

2月から6月ごろまで、LGBTQの方に貢献できるような情報を広める力を身に着けるために広告やIT業界を見ていましたが、"圧倒的に成長したい"気持ちが強いところが自分と合わないと感じ、それらの業界に進むのを断念しました。

広告やIT業界以外でLGBTQの方の生活を支えるような活動ができる方法がないか探していると、b-LIGHTが仲間を募集しているのをみつけました。すぐに応募したところ、受け入れてくださり、こうして現在もライターとして活動することができています。

8月になってからは、LGBTQの情報を届けることを軸としていたのと、精神的に疲れたのもあり、就活を続けるか悩んでいました。ですが、何回考えても今、就活を続けて会社員になった方が自分のためになるという結論に至ったので、もう一度就活を頑張ることを決意します。

9月になってもどの業界に行くのか決まらなかったので、就活エージェントさんに相談し、おすすめしてもらった企業を応募しては落ちるを繰り返していました。

そんな日々を繰り返していた10月のある日、あることが理由でカミングアウトをしないことを決意します。そして11月半ば、見事1社から内定をいただき、就活を終了しました。

そもそも僕がなぜカミングアウトをしていたのか、そしてなぜカミングアウトをやめたのかをこれから説明していきます。

memo

・自己PR・・・就活において用いられる言葉で自分の強みを企業にアピールすること。
・就活エージェント・・・求職者一人ひとりに専任のアドバイザーが付き、プロの視点から企業紹介、カウンセリング、履歴書添削、面接対策など就職活動を包括的に支援してくれるサービス。無料でできるところが多い

カミングアウトしていた理由

理由① LGBTQに貢献できるようなスキルが身につく企業に入りたかったから

僕はLGBTQの方のための情報発信をしたいと考えていました。自分自身、ゲイと自覚始めたときは誰にも相談できず、一人で悩んでいました。その苦しさを理解しているからこそ、そういう人を少しでも減らすことができるような情報を発信したいと思うようになりました。そのためには、まず広告業界に入って、多くの人に知ってもらう方法を理解する必要があると考えました。

そのことをアピールするために、ゲイであることを公表していました。

理由② 自分の一番の強みはゲイであることだと思っていたから

僕の一番の強みは、「多角的に物事を捉えることができる」ところだと思っています。自分がゲイとして生活していると、異性愛者であることが前提で話が進んでいることに気付くことがありました。そうした経験を積み重ねていくと、恋愛以外のことでも少数派の人がいるかもしれない前提で考えるくせができ、それが多角的に物事を捉えることにつながると思いました。

僕の強みは、ゲイだから生まれたと思っているので、自己PRでゲイであることを公表していました。

カミングアウトしなくなった理由

理由① 御社で働き続けることをアピールしたかったから

僕はセクシュアリティだけでなく、記事を書いていることも合わせて伝えていました。会社目線で考えると、ずっと働いてくれる人を雇いたいと思うのが自然だと思います。記事を書いていることを伝えたら、いつか会社を辞めてしまうかもしれないという不安を与えることになると思ったので、カミングアウトをしなくなりました。

理由② 採用担当者にマイナスのイメージを与えてしまうと思ったから

僕がとある企業の二次面接をした時、人事部の方から「知識として、LGBTQに関する教育を受けてはいるものの、いざ目の前に当事者がいると、その人に対してどのように接していけば良いのかわからない」と言われました。

新入社員を一人雇うのに100万円かかるという噂を聞いたことがあります。お金を無駄にしないためにも、不安要素はなるべくなくしたいと思うはずです。となれば、扱いがよくわからない人よりも、同じ能力を持った別の人を優先的に採用したいと考えるのが自然だと感じました。

マイナスのイメージを与えないためにも、ゲイであることを隠すようにしました。

理由③ 自分の強みになったきっかけを他の要因で説明できるようになったから

よく考えてみると、自分のセクシュアリティを言わなくても、他の要因で代替できることに気が付きました。どのように修正することができたかをこれから説明したいと思います。

自己PRの書き方

修正する前と後

性的マイノリティだからこその強みを軸としながら、全体の文章をわかりやすく伝えるために試行錯誤した結果、こんな感じにまとめました。

個人的に自己PRの文章はきれいにまとまっていると思ったので、自分の強みが生まれた要因だけ変えました。

他の要因で説明する方法

僕の場合は引っ越した時の経験を書きましたが、それ以外にもアニメ・映画・小説・ニュース・留学など、自分のセクシュアリティを言わなくてもアピールできます。

また、その強みをどんな場面で活かせたかを考える必要があります。その例として、アルバイトの経験を書きましたが、実際は社員の方の指示通りに行動するだけでした。まるで自ら考え行動したかのように表現することで、好印象を与えています。

自己PRに対する質問として、「自ら行動した結果、売り上げにどう貢献したのか」を聞かれた場合は、「アルバイトなのでそこまでは把握しておりませんが、売れている感じがしました。」と答えていました。就活はいかに自分を盛って話すことができるかが大事だと思います。

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

今回は終活をするうえで、ゲイと言わないほうが良い理由について説明してきました。今まで話した内容はあくまで僕が体験した話なので、すべての企業が性的マイノリティの方をマイナスのイメージに捉えるかどうかはわかりません。

面接に落ち続け、自分に自信を持てなくなったり、自分自身を否定することがあると思います。それでも、面接に落ちた理由や対策を考え、あきらめずに挑戦し続けることで、内定をもらえると思います。

就活、頑張ってください!

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つむじ

つむじ

初めまして、つむじと言います。大学4年生のゲイです。ゲイとして生きていく中で、セクマイ生活を豊かにしたいという思いが強くなり、この活動に参加することを決めました。今は大学のセクマイサークルを中心にゲイライフを送っています。彼氏募集中です(笑) よろしくお願いします!