悩み

家族にカミングアウトするべきなのでしょうか?

2023年2月16日

カミングアウトは本当に必要だと判断した時にした方がいいと思います!

(セクシュアリティを受け入れてくれないかもしれないというリスクと、家族に伝えなければいけない明確な理由を考えた上で、カミングアウトが本当に必要だと判断した時にすればいいと思います。)

※つむじは男性の体で生まれたゲイです。

家族にカミングアウトするべきなのでしょうか?

カミングアウトは本当に必要だと思ったときにした方がいいと思います!

つむじ

また、家族全員に言うのが怖いのであれば、"一部の人にしかカミングアウトをしない"という選択もありだと思います。

実際、僕は母親にしか言っていません。また、いまのところ父親にカミングアウトするつもりはありません。

つむじ

家族全員に言わなきゃいけのかなと思っていました!

つむじさんは、どのような経緯で家族にカミングアウトをされたんですか?

当時、大学を辞めてセクマイに貢献できるような活動をしたいと思っていたので、カミングアウトしました。

今思えば、大学を辞めるための理由を探していただけでしたねw

つむじ

※セクマイはセクシュアルマイノリティを略した言葉です。

母親にだけ言おうと思ったのはなんでですか?

母親は、いい意味で人に興味を持っておらず、相手がどんなセクシュアリティでも関係ないと考える人です。

それに対して父親はセクマイに対して嫌悪感を持っているので、母親にだけ伝えました。

つむじ

大学に関しては、学部を変えることにしました。
父には、単純に授業についていけず、成績が危ういという理由で通していました。

つむじ

母親はどんな反応してましたか?

「そうなんだね~」と割とすんなり受け入れてくれましたw

つむじ

受け入れてくれてよかったですね!

ただ単に言いたくなったというより、"やりたいことの理由を説明するのにセクシュアリティが関わっていた"からカミングアウトしたんですね!

まさにその通りです!

つむじ

個人的に、カミングアウトをするときに考えていることが2つあります。

つむじ

詳しく聞かせてください!

1つ目は、カミングアウトをすることで発生するリスクです。

ここで言うリスクとは、"カミングアウトをしても、自分のセクシュアリティを受け入れてくれない可能性がある"ということです。セクシュアリティを受け入れてくれるかどうかは、カミングアウトしてみないとわかりません。

過去に父親と同じくセクマイに対して嫌悪感を持っている友達にカミングアウトをしてみたところ、半年後に「彼女できた?」と聞かれ、なかったことにされていました。その友達とは今でも仲良くしていますが最悪の場合、縁を切られる可能性もありました。

つむじ

やっぱりカミングアウトは慎重に行った方が良いですね。

2つ目は、家族にカミングアウトをしたい明確な理由です。

僕の場合は、やりたいことを説明するためには自分のセクシュアリティを伝える必要があったので、母親に伝えました。また、その他にも結婚をしたい時や、性転換の手術をするための費用を相談するためなどの理由が当てはまると思います。

カミングアウトをする勇気が出ない人は、家族に伝えなければいけない明確な理由ができたときにすればいいと思います。

つむじ

カミングアウトをする明確な理由を持つことも大事なんですね!

以上の2つを考えた結果、リスクよりも理由の方が大事だと判断した時にカミングアウトをすればいいと思います!

つむじ

わかりました!ありがとうございます!

今回のアドバイザーの考え

アドバイス① カミングアウトをすることで発生するリスクを考える

僕が母親にカミングアウトしたときの場合、自分のセクシュアリティを受け入れてるか分からないというリスクがありました。僕は普段の会話で、セクマイなどの社会的少数者に対して嫌悪感を持っていないかどうかでリスクの大きさを図っています。

アドバイス② なぜカミングアウトをするのかを考える

家族にカミングアウトをしたい理由は人それぞれありますが、僕の場合はやりたいことを説明するのに自分のセクシュアリティが関係していたので、母親に伝えました。ただ単に言いたくなったからという理由でもいいでしょう。

カミングアウトをする勇気が出ない人は、結婚をしたい時や、性転換の手術をするための費用を相談するためなど、家族にしか相談できないようなことができたときの方が言いやすいと思います。

アドバイス③ カミングアウトはしたいと思ったときにすればいい

上の2つを考慮したうえで、カミングアウトをするかどうか判断していけばいいでしょう。

セクシュアリティを隠すことに対してストレスを抱えているけど、カミングアウトをする勇気はない人は、家族ではなく友達にカミングアウトをしたり、セクマイの友達をつくるなど、自分のセクシュアリティを受け入れてくれる環境を作ることでストレスを低減することができると思います。


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つむじ

つむじ

初めまして、つむじと言います。4月に社会人になったばかりのゲイです。ゲイとして生きていく中で、セクマイ生活を豊かにしたいと思ったのがきっかけで、b-LIGHTに参加しました。