コラム

b-LIGHTファーストビューに込めた願い -お互いの人生を肯定し、光の方へ歩み出す-

2023年7月19日

こんにちは。b-LIGHTのロゴデザインを作成させていただいたりょこと申します。4月にb-LIGHT1周年を記念して、ファーストビューを作成させていただきました。

主催のばんさんと何度も試行錯誤を重ねて作成したファーストビュー。b-LIGHTがサイト運営にあたって込めている願いを表現したものになっています。当記事では、こだわりを解説しながら、ファーストビューを通して伝えたいメッセージを紹介します。

複数の図形が重なりあうことで、多様性を表現

ファーストビューの作成にあたってばんさんからいただいた要望は、すべてのセクシュアリティの人が自分にあった答えやヒントが見つかり、光や希望になるというメッセージを伝えたいということでした。また、レインボーカラーではなく、ロゴでも使用しているイエローをベースに明るい気持ちになるものを依頼されました。

ロゴで使用しているカラーはイエローをベースに、濃さや彩度、混ぜる色を変化させることで多様性を表現しています。ファーストビューでもこのカラーを使用して、図形の大きさや形、線のみのものや塗りつぶされているものなど、できる限りバリエーションを出すことで多様性を表現しています。

左右のあしらいは、上下を反転させて左右に対称的に配置しています。この対称的な配置には、お互いの人生を肯定しあい、悩みを打ち明けられる場所でありたいという願いを込めています。

図形の裏側から光が透ける、このサイトを通じて光に向かう

ばんさんから伺った想いの中には、このサイトを通じてマイナスだった心を回復して、0の状態に戻れる場所でありたいというものがありました。セクシャルマイノリティであることを表立って発言しにくい世の中であるからこそ、明るい場所で自分らしくいられる未来を目指したい。

その言葉を受け、左右に配置した図形の隙間から光が透けているようなデザインにしています。b-LIGHTを通じて進んだ未来は光り輝く、未来を示すバナーの奥側には光がある。光の方へ歩みを進める場所であることを表現しています。

b-LIGHTのサイトミッションは「すべての人の人生を、明るく照らすこと」、「すべての価値あるサイト・情報に、光を当てること」です。b-LIGHTにとって光というのは重要な言葉だからこそ、イメージにあった光の表現を追求して、隙間からまばゆい光が見えるよう調整を重ねました。

悩みで頭の中が覆われてしまうこともあるかもしれませんが、この場所で悩みを打ち明けることで、少しずつ光の方へ歩みを進めるようになる。そんなサービスを作っていきたいです。

さらに柔らかい光があなたを待っている

ロゴの裏側にも柔らかい光の効果を入れることで、白い背景から優しい光が差していることを表現しています。この柔らかい光の表現も試行錯誤を繰り返しました。図形に少し重なることで、柔らかさが表現できるように微調整を行っています。図形の端が少し白く薄れることでふわっとした光を表現することができました。

キラキラと光り輝く、目立つ場所ではないんです。春のようなぽかぽかした柔らかい光に包まれる場所でありたい。ここでなら、ゆったりと差す光に包まれているような気持ちになれる。そんな場所を目指したいと思っています。

実生活では、セクシュアル・マイノリティであることを隠し、誰にも悩みを打ち明けられない方、世間の心無い発言に静かに心を痛めている方。セクシュアル・マイノリティの方にとっては、今の日本はまだまだ生きづらさを感じる国であると感じます。

寄り添いと肯定、そして光へ

b-LIGHTのファーストビューに込めた願いについて、書かせていただきました。実生活では、セクシュアル・マイノリティであることを隠し、誰にも悩みを打ち明けられない方、世間の心無い発言に静かに心を痛めている方がいると思います。今の日本はセクシュアル・マイノリティの方にとっては、まだまだ生きづらさを感じる国であると感じています。

そんな世の中だからこそ、b-LIGHTはお互いの人生を肯定し、光に包まれる場所でありたいと考えています。b-LIGHTは、どんな人生にも、どんな悩みにも寄り添って、一緒に光の方へと歩みを進めます。セクシュアリティの悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

このサイトはどんなサイト?

当サイト「b-LIGHT(ビーライト)」は、すべてのセクシュアリティのためのポータルサイトです!

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りょこ

学生時代にLGBT当事者と出会ったことをきっかけに日本のLGBTを取り巻く問題に興味を持ちました。知らない人にもわかりやすい情報を発信しながら、誰もがありのままに生きられる社会を目指したいと思います。