コラム

【LGBTQ+】性自認を探求するバイキュリアスとは?

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様々な経験を通じて自認が変わる事はよくあります。

僕、ホノカはシスジェンダーのバイセクシュアルを自認しています。

ただ最近になって性愛感情を抱く対象が週ごとによって変わるという事(つまり流動的)に気付きました。

このように自分自身のセクシュアリティに疑問を持つという事もあるのではないでしょうか。

今回紹介するバイキュリアスはそんな性自認の探求に関係する用語です。

バイキュリアスについて知りたい方は最後まで読んでいただけると幸いです。

バイキュリアスとは?

バイキュリアスとは相手の性別を問わず、セクシュアリティを探求するのに興味・関心がある人の事を言います。

ちなみに「キュリアス(curious)」は日本語で「好奇心が強い」「詮索好きな」という意味です。

例えばバイセクシュアルを自認しているけど、Xジェンダートランスジェンダーといった男性/女性でもない性別に恋愛/性的指向があるかもしれないというものです。

次の項目からはそんなバイキュリアスにまつわる誤解を解説します。

バイキュリアスにまつわる誤解

【誤解①】「バイキュリアスは探求のために人を利用する」

バイキュリアスにまつわる誤解、1つ目は「探求のために人を利用する」というものです。

つまり、ほんの一時的なお付き合いしかされず、興味・関心が別のセクシュアリティに移ったら別れる...というものです。

この誤解は間違いで、バイキュリアス当事者の方全員がそういった人付き合いをしているわけではありません。

しかし、「探求のため」という目的で人に近づいて興味・関心が別の所へ移ったら縁を切るのは人を傷つける事に直結するコミュニケーションです。

こうした事を防ぐためには、「人とコミュニケーションを取る上で何らかの目的を持つ」という事が大事ではないでしょうか。

【誤解②】「バイキュリアスは一時的な気の迷い」

バイキュリアスにまつわる誤解、2つ目は「バイキュリアスは一時的な気の迷い」です。

当然、この誤解も間違いです。

私達の性的指向やセクシュアリティは様々な経験を通じて変化するものです。

だから、性愛感情を抱く対象やセクシュアリティが流動的に変わったり、他のセクシュアリティに興味を持つのはおかしな事ではなくむしろ自然な事です。

最後に

「セクシュアリティというものは一度自認したら、一生その自認」というわけではなく、様々な経験を通じて移り変わるものです。

一回で自分のセクシュアリティを決める必要はなく、何回もラベルを貼り替えても問題はありません。

また、ラベルの貼り替えを批判する権限は誰にもありません。

ここまで記事を読んでくださった皆様も自分のセクシュアリティに疑問を持ったらじっくりと模索してみてください。

もし悩みがあればぜひ僕達b-LIGHTに相談をしてくださいね。

参考文献一覧

WESAY「議論になることも…性自認を探求する「バイキュリアス」の定義」https://wesay.hearst.co.jp/article/bicurious-what-to-know/(2024年8月14日閲覧)

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ホノカ

大学生時代、友達との出会いがきっかけでLGBTQに興味を持ち、その後b-LIGHTに出会って、ライターとして活動するようになりました。 セクシュアリティはシスジェンダーのバイセクシュアルですが、流動的に性愛感情を抱く対象が男性か女性か、変わります!