基本的には、今まで通り接してみましょう。
その部下がなぜカミングアウトしてくれたのかは、その人によって様々でしょう。
それに対して、カミングアウトされた側ができることといえば今まで通り接することです。きっとカミングアウトした本人も、今まで通りに接してくれることを望んでいます。

昨日、会社で部下から
「私はレズビアンです」ってカミングアウトされました。
初めてカミングアウトされたので、
どうやって接したら相手を傷つけないかがわからず…
どう接したら良いですか?
確かに突然カミングアウトされたら
少し驚いてしまいますよね…。
今回、その部下の方は
なんでカミングアウトされたのでしょうか?


なんででしょう…
私は今までLGBTQ当事者に出会ったことがなかったから
まわりにはLGBTQ当事者の人がいないと思っていました。
だから尚更、なぜカミングアウトしたのか
考えてもよくわからないんです…。
そうだったんですね。
もしかするとその部下は
あなたの「LGBTQ当事者が近くにいない」という考え方を
変えてほしいと思ったのではないでしょうか?
直接的に「LGBTQ当事者が近くにいない」と言わなくても
発言や言動で、部下が感じ取ったのかもしれません。

こんな発言や言動はしていませんか?
- 「彼女はいるの?」「結婚しないの?」「子どもは?」等の質問をする。
- 女性だからと言う理由で、電話やゴミ捨て等を率先して行う。
- 「女性はこうあるべきだ」「男性はこうあるべきだ」という考え方が頭の片隅にある。

ああ…少し心当たりがあるかも…
それでも部下はあなたにカミングアウトしたということは
あなたのことを信頼しているからでしょう。
何歳になってもカミングアウトする時にはかなり勇気がいるので
まずはカミングアウトしてくれたことに感謝の気持ちを伝えましょう。


わかりました!
明日会ったら必ず伝えます!
また、どうやって接するか不安であれば
「LGBTQに詳しくないから、もしかしたら傷つけてしまうかも…」
と事前に一言伝えておきましょう。
そうすることで、
『今の発言は、本当は良くはないですよ』と教えてくれるかもしれません。
それ以外は今まで通りに接してみてください。
きっとその部下も、今まで通りに接してくれることを望んでいます。


わかりました!ありがとうございます!
今回のアドバイザーの考え
まずはカミングアウトしてくれたことに感謝の気持ちを伝えてみましょう。
カミングアウトをすることは、何歳になっても緊張するし勇気がいるものです。
それほど勇気を振り絞ってあなたに気持ちを伝えたこと、このことに感謝の気持ちを伝えましょう。
たとえば、「本当のことを教えてくれてありがとう」のように、一言で十分です。
それだけで、相手の方も安心するでしょう。
LGBTQに詳しくないから、もしかしたら傷つけてしまうことを事前に話してみましょう。
どんなに一生懸命考えたとしても、人間は失敗をしてしまうものです。そこに関しては仕方ありません。しかし失敗した時に、失敗したと気づける環境がなければ、同じ失敗を永遠に繰り返してしまうことでしょう。
これはLGBTQ当事者との会話でも同じことが言えます。カミングアウトしていない相手に対しては、間違っていても注意することができません。しかしカミングアウトしていれば、相手に改善して欲しい内容を伝えることができます!
今回の質問主さんのように「LGBTQに詳しくないから、もしかしたら傷つけてしまうかも…」と話しておきましょう。そうすることでお相手の方がフォローしてくれるかもしれません。
補足
セクシュアリティは他言してはいけません!
本人にとってもとても大事な個人情報です。
それ以外は、今まで通り接してみてください。
上記を踏まえて、あとはいつも通り接しましょう。
きっとこのお相手も、普通に接して欲しいと思っているでしょう。
それでも不安があるようなら、LGBTQについて少し勉強してみましょう。
このようなことを機に、LGBTQについて少し知ってみるというのも良いでしょう。
本格的に勉強する必要はありません。「こんなセクシュアリティがあるんだ」「こんな悩みを持っているんだ」くらいの気持ちで良いと思います。