コラム

【当事者監修】アライとは?LGBTQアライ になるには?

2022年4月5日

「LGBTQアライになるには何をしたらいいんだろう?」「そもそもアライとはなんだろう?」

そんな疑問を抱く人が増えてきています。

同性パートナーシップ制度が各自治体で整備されつつある今、ひとりひとりがLGBTQに対して理解を深めていく必要があると思います。

そこで今回の記事では、LGBTQアライという言葉について紹介し、LGBTQアライになるにはどうすべきか説明していきます!

そもそもLGBTQアライとは?

LGBTQアライとはそもそもなんでしょうか?当サイトでは、LGBTQアライのことを以下のように定義しています。

LGBTQアライとは

LGBTQに対して理解ある人・支援する人のこと。

「LGBTQアライ」という場合も、単に「アライ」という場合にも、同じ意味を指します。

アライ(Ally)は元々「アライアンス(Alliance)」の略語であり、「同盟・連合」という意味があります。

LGBTQ当事者が明るく生活するためには、非当事者がアライとなり、理解ある社会にしていくことが大切でしょう。

LGBTQアライになるには?5つのこと

では実際に、あなたがLGBTQアライになるにはどうしたらいいのでしょうか?

ここからは、当事者である僕が思う5つのことを説明していきます!

LGBTQアライになるには?

  • アライになろうと思ったきっかけを忘れないようにしよう
  • LGBTQについて知ろう
  • 普段の言葉選びについて見直そう
  • レインボーグッズを持ってみよう
  • カミングアウトされた時のことを知っておこう

アライになるには、アライになろうと思ったきっかけを忘れないようにしよう

あなたはなぜLGBTQアライになろうと思ったのでしょうか?このきっかけこそが大切なのです。

おそらく多くの人は『友達がLGBTQだと打ち明けてくれたから』『我が子にカミングアウトされたから』というきっかけがあるでしょう。

その時にあなたはきっと『LGBTQについて知りたい』『わたしにできることをやりたい』などと思ったのではないでしょうか?それらの思いこそが、LGBTQ当事者の救いになります。

あなたが感じたLGBTQになろうと思ったきっかけを忘れないようにしてくださいね。

アライになるには、LGBTQについて知ろう

LGBTQという言葉の中には、たくさんのセクシュアリティがまとめられています。まずはどんなセクシュアリティがあるのかについて知るところからやってみてください。

そのセクシュアリティごとに、別々の悩みがあります。たとえば「同性愛」という言葉でセットになるレズビアンとゲイでも、共通の悩みもあれば。別々の悩みもあります。

ゲイの方にとって「女性同士なら人前で手を繋いでいてもそんなに気になることはないけど、男性同士になると周囲の視線が痛い」という悩みがあったりします。

これらの悩みを少しでも知っておくことで、当事者に寄り添うことができるでしょう。

アライになるには、普段の言葉選びについて見直そう

あなたが普段使っている言葉の中で、誰かが傷ついていないか見直してみましょう。

たとえば、以下の言葉を使っている人はいませんか?

  • レズビアン→「レズ」
  • ゲイ→「ホモ」「オネエ」「おかま」

悪気がなく使っている場合でも、当事者からすると馬鹿にされているように感じてしまいます。

  • 「男らしさ」「女らしさ」という言葉を使う。
  • 「男は〇〇すべきだ」「女は〇〇すべきだ」という言葉を使う。
  • 「彼氏は?」「彼女は?」という話をする。
  • 「結婚は?」「子どもは産まないの?」という話をする。

「男」と「女」という2つの性別が前提になった話は、当事者としてはとても心がモヤモヤします。

恋愛に関する話や、結婚・子ども観の話題も、LGBTQ当事者にとって苦手な話題と感じている人が多いでしょう。これらの話題は避けた方が無難でしょう。

アライになるには、レインボーグッズを持ってみよう

LGBTQは「レインボーフラッグ」というイメージが日本でも定着してきました。そのため、LGBTQ当事者やLGBTQアライの多くは、レインボーカラーのグッズを持ち歩いている人が多いです。

たとえば、会社員であればネクタイピンやイヤリングをレインボーカラーモチーフのものにしたり、デスクの上に小さめのレインボーフラッグを掲げている人がいます。

学生であれば、レインボーカラーのスニーカーを履いたり、小さめのストラップなどを身につけておくのも良いでしょう。

レインボーグッズを持っていることで、周囲に打ち明けることができないLGBTQ当事者も、あなたがLGBTQアライであることを気づくことができるでしょう。そのことで、あなたを頼るきっかけになるかもしれません。

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アライになるには、カミングアウトされた時のことを知っておこう

アライであることによって、様々な人からカミングアウトをされる機会が増えることでしょう。

そういう時にはどうするのか、あなたも考えておくと良いでしょう。

当事者の僕がカミングアウトしたときに嬉しかった反応は、

「だからどうしたの?あなたがどんなセクシュアリティでも、どんな人を好きになっても、あなたはあなたでしょ?」

文字にすると冷たく感じますが(笑)、この言葉を言ってもらったときに『世の中にはこんな人がいるんだ…』と、少し泣きそうになりました。笑

もしカミングアウトをされたことがある人であれば、その当事者の方に「どういう声かけが1番嬉しいの?」と、直接聞いてみるのも良いかもしれません。

LGBTQアライになるために、知っておいてほしい5つのこと

ここからは、当事者である僕がLGBTQアライになろうとしているあなたに、知っておいてほしい5つのことをお話ししていきます。

知っておいてほしい5つのこと

  • セクシュアリティはグラデーション
  • アライの活動に正解はない
  • カミングアウトしたいかどうかは、人によって違う
  • あなたにカミングアウトするために、たくさん悩んでいたはず
  • カミングアウトされたあと、他言しない

セクシュアリティはグラデーション

セクシュアリティはグラデーションである」というフレーズを聞いたことがあるかもしれません。

様々なセクシュアリティがある、ということを前述しました。しかし当事者の中には『1つのセクシュアリティに絞ることができない』という人もいます。

また同じセクシュアリティの人が2人いたとしても、当事者が自身のセクシュアリティに対する考え方は同じとは限りません。

「セクシュアリティは1人に対して1つだけ」という考え方を捨てて「グラデーションである」ということを知っておいてほしいです。

アライの活動に正解はない

セクシュアリティに対する考え方が同じとは限らない、という話をしました。当事者によって価値観が違うのは、生まれた環境・家族構成・人生経験など、様々な要因があります。

そのため『アライとしてどうやって接してほしいのか』というのは、当事者によって変わってきます。だからこそ、アライの活動には正解はないのです。

あなたにお願いしたいのは、正解を考えるのではなく、目の前にいる当事者のことをよく見てみてください。当事者の心の中に、何かヒントがあるでしょう。

カミングアウトしたいかどうかは、人によって違う

当事者によって「まわりの人にカミングアウトしたいかどうか」は変わってきます。そして「誰にカミングアウトしたのか」も変わってきます。

誰にもカミングアウトせずに一生過ごしていたい人もいます。その反対に、関わる人全員に自分自身のセクシュアリティについて知ってもらいたい人もいます。

また家族にしかカミングアウトしていない人もいれば、家族には絶対にカミングアウトしたくない人もいます。

当事者に寄り添うことで、その当事者がどうしたいのかが見えてくるはずです。

あなたにカミングアウトするために、たくさん悩んでいたはず

もしあなたが当事者にカミングアウトされたら、できれば『教えてくれてありがとう。つらかったよね。』と声をかけてあげてください。

あなたにカミングアウトするべきか、たくさん悩んだと思います。その背景には、あなたを信じていいのか、拒絶されたらどうしよう、もし変な噂が広まったらどうしよう、ということをたくさん考えたと思います。

カミングアウトするまで当事者は、終わりが見えない長いトンネルの中にいる気分だったことでしょう。

そんな悩みを経て、勇気を持ってあなたに自身のことをさらけ出したことを、覚えておいてほしいです。

カミングアウトされたあと、他言しない

セクシュアリティは本当にセンシティブな部分です。絶対に他言しないでください。

当事者がカミングアウトするのには、何か理由があることがほとんどです。そして、カミングアウトする相手を当事者自身で決めていることも多いでしょう。

『あの人と仲が良いから、先にこっそりと言っておいてあげよう』ということは絶対にやめてください。伝えるかどうかを決めるのも、当事者の権利です。

僕もそういう経験があり、心を酷く傷つけたことがあります。セクシュアリティについて他言するのは、絶対にやめましょう。

アライを通じて、すべての人が生活しやすい社会に…

LGBTQアライとは「LGBTQに対して理解ある人・支援する人のこと」のことです。

LGBTQアライになるためにやってほしいこと、そして知ってほしいことについてお伝えしました。

日本でもLGBTQに対する理解が少しずつ進んできました。しかし、胸を張って堂々と生活できる社会とは言えません。

私たちは当事者もそうでない人も、同じように平等に明るく生活できる社会を目指します。

大切な人が笑顔で生活できる社会にするために、あなたも今日からLGBTQアライになりませんか??

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ばん

当サイトの運営メンバー。 会社員をしながら、2019年から「LGBTばんブログ」を開設し、これまでの経験などをブログにて公開している。 ブログ活動をしながら「LGBTQ向けのポータルサイトを作りたい」気持ちが増し、当サイトが誕生した。