2024年4月20日と21日に代々木公園で開催された東京レインボープライド2024。
僕は両方とも参加しました。
東京レインボープライドを一言で表すと、ひとりじゃないことを再確認できる場所でした。
僕がそう思った理由について体験したブースを書いた後に説明しています。
東京レインボープライドの雰囲気について知りたい方にオススメの記事にもなっているので、是非最後までお読みください!
東京レインボープライドとは?
そもそも東京レインボープライドとは何でしょうか。
公式HPを閲覧すると、LGBTQ+の方とその支援者の方とともに、「性と生の多様性」を祝福するイベントと説明されています。
また、東京レインボープライド(Tokyo Rainbow Pride)を略して「TRP」と呼ばれていて、2024年はちょうど30周年でした。2024年は4月20日と21日の2日間開催され、(19日も開催される予定でしたが、強風のため中止となりました)合計約27万人の方が参加されたそうです!
TRPの特徴は大きく分けると下の4つです。
詳しくは公式HPでご確認ください!
- 200以上の企業・団体による出店
- 有名アーティストらによるライブ(2024年では清水ミチコさんやちゃんみなさんのライブが開催されました)
- 10,000人以上の方が渋谷や原宿を行進するパレード
- アフターパーティー
TRP参加1日目
最初に行ったのはイェップ・トーキョーという、友達とよく遊びに行くゲイバーのブースでした。
そこはクレープが食べられるのが特徴で、TRP限定のレインボーのクレープを食べることができました。
色んなフルーツとホイップクリームとの相性が抜群でおいしかったです。
イェップ周辺で友達と合流して一緒にクレープを食べてた時、見知らぬ方から声が…
話を聞くとどうやらその方は大学生でセクマイに関する卒論を書いており、そのための取材をしたいとのこと。
快く引き受け、友達と一緒に質問に答えました。
その後は、友達の知り合いの方がやっているブースに遊びに行ったり、GX3・Sonyなどで記念写真を撮りました。
そんなこんなで夕方になり、清水ミチコさんのライブを見ることに。
TRP2024のライブは事前予約なしで見ることができる分、早く行動しないと人が多すぎて入場できなくなってしまいます。
開始15分前に入場したのですがすでに多くの方が集まっていて、清水ミチコさんが豆粒くらいの大きさになってしまいました。
それでも満足できたほど面白いライブでした!
撮影禁止のシークレットライブ。
数々のモノマネを高クオリティでかつ面白く、会場から笑いが溢れていました。
年代問わず楽しめたライブだったと思います!
TRP参加2日目
TRP参加2日目、とある大学のブースにて、セクマイに関するアンケートをまじめに答えました。
するとそのお礼に、レインボーのタトゥシールをもらったので顔に貼ってもらいました!
1日目はクレープしか食べなかったのが心残りだったので、おいしいものを求めてフードエリアへ。
まずはSNSで目にした、丸亀製麺の虹色うどん。
色鮮やかな何か(個人的にイカみたいな味がしました)が映えてて美味しかったです。
次は友達がおすすめしてくれた、牛時のメンチカツ。
サクサクの衣に細かく肉がマッチしうまみ倍増。
ボリュームもちょうどよく500円でこの量を食べられるのはちょっとお得かも…と思いました。
その後はまた色んなブースで写真を撮りましたが、その中でも一番印象に残っているのはナイモンのブースで結婚式を行ったことです。
ナイモンのブースでは、無料でウエディングドレスとタキシードの貸し出しを行っていました。
ウエディングドレスを着てみたい!という好奇心はあるものの、勇気が出ずくよくよ…
すると友達から「ウエディングドレスを着るならタキシード着るよ」と言ってくれたので思い切ってウエディングドレスを着てみることに。
ランウェイを歩き、誓いのキス(口同士は絶対いやだったのでほっぺにしてもらいました)をして、一緒に記念写真を撮りました。
恥ずかしいのでモザイク多めにしてます笑
モザイクなしバージョンをXでポストしているので気になる方は確認ください。
肩と胸の上辺りを露出するのに加えて、ずっとみんなに見られたのは恥ずかしかったですがとっても良い経験でした!
私服に着替えてブースをうろうろしていると、さっきまでなかった行列が。
どうやら、ちゃんみなさんのライブを見ようと思っている人がステージに入場するためにできた行列だそう。
ちゃんみなさんのライブを観てみたかったのですが、人が多すぎてステージに入場できませんでした。
ステージに入らずともライブを鑑賞できる場所はないかと探しましたが見つからず断念。
イエップでクレープを食べてTRPを後にしました。
ちゃんみなさんのライブが見れないのが心残りでしたが、TRP2024をめちゃくちゃ満喫することができました。
TRPはひとりじゃないことを再確認できる場所
僕がTRP2024に参加して感じたこと。
それは、ひとりじゃないことを再確認できたことです。
友達と会って一緒に色んなブースをまわることができたから。というのもそうなのですが、それだけではありません。
TRP2024はとにかく人が多かったです。
渋谷のスクランブル交差点を横断する時のような人口密度と人の流れができていて、友達とはぐれそうになったり、用を足すのに20mくらいの列に並ばなければいけなかったり…
中でもすごかったのは、ちゃんみなさんのライブを観ようと集まった人が会場に入りきらず溢れかえり、満員電車のように身動きできませんでした。
はっきり言って渋滞は好きではないので、人の多さにイライラすることもありました。
でもポジティブに考えるとこの渋滞の中にいるのは、セクマイに関して肯定的な考えを持っている人々。
数字ではなく、実際に目にすることで自分を受け入れてくれる人の多さを実感しました。
そしてそれはブースにも同じことが言えます。
セクマイに肯定的な企業や団体が集まったからこそ、写真を撮ったり美味しいものを食べられる。
世の中に受け入れてくれる場所があることを実感しました。
こんな素敵な機会を与えてくださったTRPの運営の方々、そしてブースを出展してくださった企業様や団体様、本当にありがとうございました。
こんなに盛り上がったTRPですが、まだまだ伸び代はあると思っています。
今のTRPはゲイの方を中心に発信してるイメージがあります。
これは僕自身がゲイだからゲイのブースにしか目が行ってないかも知れないですが…僕の勘違いだったらすみません。
ビアンやトランスの文化を取り入れたようなブースがもっと出展すれば、TRPがもっと色鮮やかなものになると思いました。
また、今はありがたいことにセクマイという存在を知ってもらえるようになりました。
ですが例えば、ゲイ=全員オカマだと勘違い人がいるように、セクマイの存在は知ってもらえたものの当事者と非当事者との間でセクマイに対する認識のずれはまだまだ多いと思っています。
そういう認識のずれを解消する…とてもハードルが高いですが、実現できればもっと素敵なTRPになると信じています。
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