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皆様はMTF/FTMという言葉を聞いた事はあるでしょうか。
私達が生きている社会では、生まれ持った性別とは違う性別を自認している方がいます。
それが、MTF/FTMです。
今回の記事がMTF/FTMという言葉を知りたいという方の一助になれば、幸いです。
MTF/FTMとは?
MTF/FTMはトランスジェンダーの一部です。
MTFはMale to Femaleの略称です。
FTMはFemale to Maleの略称です。
そんなMTF/FTMで最も重視されるのが身体的性と性自認です。
ちなみに性を構成する要素としては、身体的性と性自認以外には性的指向と性表現があります。
さて、MTF/FTM当事者の方は男性/女性として生まれてきましたが、本当は女性/男性として生きたいという思いを持っています。
そんな当事者の悩みを解決するのが性別適合手術(以降、SRSと表記します)です。
次の項目からはSRSについて解説します。
SRSとは?
SRSとは性同一性障害当事者の方へ向けて、本人の性自認に合わせて身体的構造を変える手術の事を言います。
併せて読みたい!
SRSについては以下の記事で詳しく解説しています!
SRSにはデメリット・メリットの両方があるので、手術をしたいなと思っている方は専門家の方などと慎重に検討をしてみてください。
なお、性別変更には以下のような要件があります。
(参考)性別変更の要件
- 2人以上の医師により、性同一性障害であることが診断されていること
- 18歳以上であること
- 現に婚姻をしていないこと
- 現に未成年の子がいないこと
- 他の性別の性器の部分に近似する外観を備えていること
当事者の方と接する上でのポイント
それは「見た目だけで性別を判断しない」事です。
先程も説明した通り、MTF/FTM当事者の性自認は身体的性とは異なります。
なので、当事者の方ともし接する機会がある場合は見た目だけで性別を判断して口にださないようにしてください。
人は他人から決めつけを押し付けられると、とても大きな精神的ダメージを負ってしまいます。
その事を忘れないでいただきたいです。
記事を読んでいただき、ありがとうございました!
まとめ
- MTF/FTMはトランスジェンダーの一部
- MTF:身体的性が男性で性自認が女性の方
- FTM:身体的性が女性で性自認が男性の方
- MTF/FTM当事者の方と接する時は見た目だけで性別を判断してはいけない
最後にですが、皆様に伝えたい事はが2つあります。
1つは「人を見た目で判断するのは時代遅れ」という事。
MTF/FTM当事者に限らず、人を見た目だけで判断するのは時代遅れです。
見た目だけで性別を判断された事で精神的に傷つく人がとても多いという事を忘れないでください。
2つ目は「性別は誰にも縛られるべきではない」という事。
性別が何かを決めるのは本人であり、本人以外が口を出すのは勝手が過ぎます。
僕達当事者の意思を尊重するという事を心掛けてくれると、嬉しいです。
参考文献一覧
裁判所「性別の取扱いの変更」https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_kazi/kazi_06_23/index.html(2024年6月23日閲覧)