コラム

パンセクシュアル(パンセクシャル)とは?わかりやすく解説!

LGBTやSDGsという言葉が広まりつつある令和の今、様々なセクシュアリティについて耳にするようになりました。

特に「〇〇セクシュアル」という言葉を何度か耳にしたことはありませんか?

今回は「パンセクシュアル(パンセクシャル)」という言葉を解説します!パンセクシュアル(パンセクシャル)と混同されやすい「バイセクシュアル」と「ポリセクシュアル」の意味の違いについても解説していきます!

【結論】パンセクシュアルとは?意味をまとめます!

まずはじめに、本記事の要点をまとめます!パンセクシュアルとは、すべてのセクシュアリティの人を好きになる人のことです。

そして「バイセクシュアル」「ポリセクシュアル」の意味をまとめます!

まとめ

  • パンセクシュアル:すべてのセクシュアリティの人を好きになる人。
  • バイセクシュアル:男性も女性も好きになる人。
  • ポリセクシュアル:複数のセクシュアリティを好きになる人。

『すべての人を好きになるって、つまりどういうこと?』と疑問に思った方もいるでしょう。

ここからはパンセクシュアルの意味を詳しく見ていきましょう!

パンセクシュアルとは?すべてのセクシュアリティの人を好きになるって?

本記事の冒頭で、パンセクシュアル(パンセクシャル)とは「すべてのセクシュアリティの人を好きになる人」だとお伝えしました。

「パン」とはギリシャ語で「すべて」という意味で、すべての人を好きになる可能性があることから全性愛者とも呼ばれています。

「好きになった人が好き」「人を好きになるときにセクシュアリティは関係ない」とも言えます。

だからといって、誰でも好きになるというわけではありません。好きになるときに相手のセクシュアリティで限定しないだけであって、相手の内面などを見てその人を好きになるかどうかは、パンセクシュアルも同じです。

パンセクシュアルとバイセクシュアルの違いとは?

バイセクシュアルとは「男性も女性も好きになる人」のことです。「バイ」とはギリシャ語で「2」という意味です。

バイセクシュアルという言葉には「男性」と「女性」という2つの性別のみを好きになるという意味があります。このことから両性愛者とも呼ばれています。

パンセクシュアルとバイセクシュアルの違いを理解するためには、「SOGI(ソジ)」という言葉も知っておきましょう。

SOGIとは?

  • SOGI(ソジ)とは「性的指向」と「性自認」の頭文字をとった言葉。
  • 性的指向:その人が好きになる相手の性のこと。
  • 性自認:自分のこころの性のこと。

バイセクシュアルの場合、性的指向は「男性」と「女性」の2つだけです。

しかしパンセクシュアルの場合、性的指向は「男性」「女性」だけでなく、「Xジェンダー」や「クエスチョニング」などの、すべてのセクシュアリティが含まれます。

パンセクシュアルに似ているポリセクシュアルとは?

パンセクシュアルやバイセクシュアルに似ている「ポリセクシュアル」についても見ていきましょう。

ポリセクシュアルとは「複数のセクシュアリティを好きになる人」のことです。言い換えると「好きにならないセクシュアリティがある」ということです。

たとえば『男性とXジェンダーの人には惹かれるけれども、クエスチョニングの人には惹かれない』などです。

ポリセクシュアは日本語だと多性愛者と言われています。

パンセクシュアルとバイセクシュアルの線引きはどこ?

「パンセクシュアル」「バイセクシュアル」「ポリセクシュアル」の意味と違いを見てきました。ポリセクシュアルは「複数のセクシュアリティを好きになる=好きにならないセクシュアリティがある」という点で、他の2つとは線引きがはっきりしています。

では、パンセクシュアルとバイセクシュアルの線引はどのようにするのでしょうか?結論から言うと、本人の考え方次第です。

たとえば、自分のことをバイセクシュアルだと自認している人がいるとしましょう。その人は『男性と女性にしか惹かれない』のかもしれませんし、『他のセクシュアリティの人に出会ったことがないから惹かれるのかわからない』のかもしれません。はたまた、パンセクシュアルという言葉自体を知らないかもしれません。

また周囲の人からはこの部分がわからないため、本人の考え方次第になってしまいます。

パンセクシュアルとバイセクシュアルを分ける必要性とは?

ここまで読んできた人の中には「パンセクシュアルとバイセクシュアルを分ける必要性ってあるの?」と疑問に思った方もいるでしょう。私自身は「パンセクシュアル」という言葉は必要だと感じています。

たとえば、あるシスジェンダー女性(生まれてきた時の性別が女性で、自分自身を女性と思っている人)のAさんが、中性的なBさんを好きになり、お付き合いしているとしましょう。

Bさんは自身のことをXジェンダーと自認しています。生まれてきた時の体は男性ですが、自分自身を「男性でも女性でもどちらでもない」と公言しています。そのため、「男性と女性」という枠組みに生きていることにすら生きづらさを感じています。

Aさんが自身のことを「バイセクシュアル」と公言することで、Bさんの心はひどく傷つくことでしょう。男性と女性という枠組みの中でしか生きることができない、そして愛するパートナーからも「男性と女性」という枠組みに当て込まれてしまうのです。

これはパンセクシュアルという言葉に限りません。あなたが普段何気なく使っている言葉で、悪気がなくても誰かを傷つけていることがあると思います。

これらの背景から、パンセクシュアルという言葉は必要なのです。

パンセクシュアルはなぜバイセクシュアルと混同されてしまうのか?

LGBTという言葉が世の中に広まりつつあり、同性カップルについての制度が全国に広がりつつあります。

SDGsの観点から、企業でもLGBTに配慮した福利厚生が徐々に整いつつあります。同性カップルに婚姻同等の関係を認めたり、トランスジェンダーの方のためのトイレや制服が用意されたり。

上記の取り組みが悪いと主張したいのではありません、むしろありがたいと感じています。

しかし、これらの多くは「セクシュアルマイノリティ=LGBTという4つのセクシュアリティ」という認識があるように感じます。この4つのセクシュアリティが注目されてしまい、他のセクシュアリティに光が当たらず、埋もれてしまっているのです。

そのため、パンセクシュアルをはじめとしたセクシュアリティはあまり世間に知られておらず、近い言葉に集約されてしまうのでしょう。

時代に合わせて流行語などがあるように、言葉の捉え方や使い方も日々変わってきています。あなたが使っている言葉も、もしかしたら認識が以前のまま・止まっているかもしれません。特にセクシュアリティについては難しいもので、配慮ある使い方をしなければ相手を傷つけかねません。

令和の今、世の中は情報に溢れています。スマホで検索するだけでたくさんの情報を手に入れることができます。しかし本当に大切な情報が埋もれてしまっています。だからこそ私たちは、常に新しい情報を探しにいく姿勢が必要になってきています。

あなたのセクシュアリティについて、見つめ直してみませんか?

今回の記事では、パンセクシュアルというセクシュアリティの意味を解説し、バイセクシュアル・ポリセクシュアルの違いを説明しました。3つのセクシュアリティについてまとめます!

まとめ

  • パンセクシュアル:すべての人を好きになる人。全性愛者とも言う。
  • バイセクシュアル:男性も女性も好きになる人。両性愛者とも言う。
  • ポリセクシュアル:複数のセクシュアリティを好きになる人。多性愛者とも言う。

LGBTQに関する理解が世の中で広まりつつあります。当事者にとってはとてもありがたい限りです。それと同時に、LGBT以外のセクシュアリティに関してもっと理解が進んでほしいと願っています。

そのためにはこれからも定期的に、このようにセクシュアリティについて調べて、意味や使い方について確認してみてください。この行動によってたくさんの人が救われています。

また、セクシュアリティは日々変化していきます。もちろん、あなたも例外ではありません。定期的にセクシュアリティ診断などをして、あなたの本当のセクシュアリティについて知ることが大切です。

もしあなたがセクシュアリティ診断で知らなかったセクシュアリティに出会ったら、ぜひそのセクシュアリティについて調べてみてください。きっとあなたの新しい一面が見つかることでしょう。

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ばん

当サイトの運営メンバー。 会社員をしながら、2019年から「LGBTばんブログ」を開設し、これまでの経験などをブログにて公開している。 ブログ活動をしながら「LGBTQ向けのポータルサイトを作りたい」気持ちが増し、当サイトが誕生した。