みなさん、はじめまして。夢乃くらげと言います。今回はわたしの自己紹介ということで、書いていきたいと思います。
わたしにはいろんなマイノリティ性/マジョリティ性があると思っています。そういったことを踏まえつつ、今までの経験を書いていきます。
長いのですが良ければ最後まで読んでいってください!
この記事には「虐待」や「いじめ」について触れています。
しんどくなったら読むのをやめてください。
よろしくお願いします。
幼少期~小学校まで
わたしは保育園に通っているときから虐待を受けていました。両親は癇癪を起こすと殴る蹴るなどの暴力をしたのです。
それから、保育園に通っているうちにある疑問を持つようになります。
「どうしてわたしはこっちの入り口からトイレに入って、あの子はあっちの入り口から入るのだろう?」
小学校で初めて「男女別で背の順で並んでください」と言われ困っているとき、「あなたはこっちでしょ」と先生に「女の子側」に並ばされ、そこで初めて「わたしは女子らしい」ということがわかりました。
トイレの謎が解決したのは良かったような気がしますが、小学生でもある問題が発生します。それはいじめでした。いじめは六年間ずっと続きます。
中学校の頃
六年間のいじめで慢性的な希死念慮に悩むようになったわたし。中学生になると自傷を覚えました。
それでも耐えきれず、二年生の夏、とうとう自宅の二階から飛び降りてしまいます。救急車に運ばれ、そのまま入院。
しかし、入院中のある朝、不意に「死ぬことを諦めよう」と思ったのです。
退院してからは、保健室登校となりました。少しずつ登校もできるようになり、日常に戻ったように思えたのですが、また大変なことが起きます。
それは、脳腫瘍。倒れたわたしはすぐに入院し、手術が決定しました。病院のベッドでしんどい中、横になる日々が始まります。
緊急手術があったりと、ギリギリな状況が続きました。しかし、無事に手術は終わり、術後は体が動くことや立てること、食べられることなどに感動しっぱなし。そのせいか、少し体重が増えてからの退院となりました。
高校生の頃
高校は体力的なことも考えて、夜間の定時制高校に進学。初めて、いじめのない教室に通うこととなりました。
そして、この期間はわたしにとって重要な時間となります。
なんとなく入った部活の先輩に誘われて、生徒会に入ることになり、わたしはわたし自身についてやっと掘り下げて考えるようになりました。人に自分のことを話しながら、聞いてもらいながら、少しずつ気持ちや感覚をしっかり持てるようになったのです。
好きなものや不快なもの、やりたいことなどがわかるようになっていきました。それは、わたしの話を聞いてくれた人たちがいて、話す場を与えてくれた人たちがいたからです。本当に感謝しています。
その中で、わたしは自身のセクシュアリティについても考えられるようになりました。その時のわたしにはXジェンダーでパンセクシュアルだと自認していました。
大学生の頃
大学に進学する頃には、メンズの服を着て、髪を短くしていたわたし。たまに男性と思われることもありました。
進学してから思ったのは「馴染めない」という感覚でした。わたしは「勉強したいし、いろんな友人がほしい」と思っていましたが、周りの人から感じたのは「勉強なんてしたくない」「気の合いそうなやつとだけつるんでいたい」といった空気。
数少ない友人たちとは仲良くしていたものの、三回生のときにわたしは中退してしまいました。
しかし、在学中にセクシュアルマイノリティに関するイベントに関わり始め、そこでいろんな人からお話を聞き、新たな知識を得ていきました。
大学卒中退から現在
大学を中退したわたしは、ほぼ同時期に実家を出ることにしました。そして、新しい仕事を始めます。それは「風俗嬢」でした。
最初はどんな仕事だろう?と思っていましたが、やってみると楽しく働くことができました。
それからは結婚や離婚、再婚を経て、また風俗の仕事を少ししたり、いろんなセクマイのイベントに行ったりしています。自分でイベントを主催することもあります。
今のわたしは性自認がなくて好きになる人の性別はなんでもいい人、複数の人を好きになる人です。
わたしのマジョリティ性
ここまでざっくりとわたしのマイノリティな面について書いてきました。
マイノリティな部分があると、そこに目が行きがちですが、わたしにはマジョリティな部分もたくさんあります。
日本に住んでいて日本語がわかる/話せる、耳が聞こえる、口に出して喋れる、歩ける、見えるなどなど、たくさんあります。
わたしは自分のマジョリティな面についてもできるだけ考えつつ、あらゆるマイノリティな面についても考えたいと思っています。
自分の経験を発信したい
わたしは今まで経験したことから、いろんなことを発信できると考えます。
また、わたしが発信していく中で意識できていなかったことや知らないことに触れる機会も増えるでしょう。そういった中で自分自身も成長していきたいです。誰かのためにするのではなく、自分のために頑張ります。それが結局は誰かのために繋がると考えるからです。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。夢乃くらげでした。