みなさんにとって結婚とはなんでしょうか。
つい最近まで、ゲイの僕が結婚する意味がよく分かりませんでした。
そんなことしなくても2人でずっと暮らしていけば良いだけだと思っていたからです。
しかし、とあるニュースがきっかけで考え方が変わっていきました。
今回はプライド月間にちなんで、全てのライターが「結婚」についての記事を書いています。
まずはこの記事で僕が結婚に対してどう考えているのかを知ってもらえると嬉しいです!
まず前提として、僕はノンケ同士の結婚とそうでない方の結婚でそれぞれ違う印象を持っています。
ノンケ同士の結婚については、「家族と家族がつながり、新たな家族が誕生する」というイメージがあります。
少し前にノンケの知り合いから結婚報告を受けました。
なんとなく遠い存在だった結婚が視野に入れられる程近い存在になってしまった…
そういう年齢になってしまったんだな…と思いながら聞いていました。
それぞれの実家にパートナーを紹介した後、夫婦とお互いのご両親の計6名で食事会を開き顔合わせをしたそうです。
家に帰って母が結婚した時のことを聞くと大体同じように紹介しあったそうで、中には結納をされた方もいたとか…
生まれた時から当たり前のように存在する家族は、かつて他人だった父方と母方の家族が両親が結婚することで繋がったんだと、改めて痛感しました。
では、セクマイの方が結婚(またはそれに近い関係)をするとはどういうことなのでしょう。
とあるニュースで僕なりの答えを見つけました。
そのニュースをざっくり説明すると、「里子を育てている同性カップルが名古屋家庭裁判所で、同性パートナーへの名字変更を認められた。」という内容です。
そのニュースでは、名字が別々で困ったことがいくつか述べられています。
その中で、医療機関を受診した時に家族として受け入れられず面会することができなかった。というのが印象的でした。
セクマイという存在がまだまだ受け入れられていないのは痛いほどわかってはいました。
今の日本では、パートナーの緊急時にそばにいることさえ許されていないんだと驚かされました。
今回のニュースのように僕が知らないだけで、セクマイだからという理由でできないことがたくさんあるのでしょう。
そういうできないことをできるようにするため。愛する人とともに過ごす権利を得るため。それがセクマイの方が結婚する理由の一つになると考えるようになりました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
僕はいつか生涯をかけて共に困難を乗り越えられるような方が現れたら、結婚(またはそれに近い関係)をしたいなと思っています。
また冒頭でもお伝えしましたが、今回はプライド月間にちなんで、ビーライトに所属する全てのライターが「結婚」についての記事を書いています。
1人1人違う価値観を持っていると思いますので、是非読み比べてみてください!
全てのセクシュアリティが、どんな場所でも結婚できる世の中になりますように。