今回はポリアモリー(複数恋愛)あるあるについて解説します!
ポリアモリーとは複数人の相手と同意の上で親密な関係性を築いていく事を言い、複数恋愛とも言われます。
併せて読みたい!
ポリアモリーについてはこちらの記事でも詳しく解説しています!
そんなポリアモリーという関係性にまつわるあるあるとは一体どういったものなのでしょうか?
ポリアモリーあるある
【あるある①】嫉妬心との向き合い方が難しい
ポリアモリーあるある、1つ目は「嫉妬心との向き合い方が難しい」です。
このあるあるを解説する上で重要なキーワードが「メタモア」です。
メタモアとはポリアモリー界隈においてよく使われる言葉で「恋人の恋人」という意味です。
パートナーの方にも自分とは別の恋人がいる場合、そのパートナーがメタモアの方とばっかり遊んで「自分は放置されていないのかな?」と思ってしまう事が度々あります。
そうした場合、自分自身が抱いている正直な感情をパートナーに打ち明けてみたり、メタモアさん同士での交流の機会を設けてみたりするのがいいかもしれません。
【あるある②】ポリアモリーを開示する事が自分を傷つける事に繋がってしまう
ポリアモリーあるある、2つ目は「ポリアモリーを開示する事が自分を傷つける事に繋がってしまう」です。
ポリアモリーという言葉自体、少しずつ聞くようにはなってきたのですが、それでも世間一般におけるスタンダードな考え方は一夫一妻制(つまりモノガミー)の考え方です。
そのため、ポリアモリーである事を開示しようとしている先にいる人が必ずしも自分の事を受け止めてくれる可能性はとても少ないです。
それよりも可能性が高い事として挙げられるのは相手からポリアモリーの考えを否定されたり、拒絶されてしまう事です。
ポリアモリーという考え自体、まだそこまで理解が進んでいない故、自分自身が傷つく可能性の方が十分にあるのです。
【あるある③】ポリアモリーの関係を完璧には管理できない
ポリアモリーあるある、3つ目は「ポリアモリーの関係を完璧には管理できない」です。
ポリアモリーの関係を管理できる努力は出来ますが、「完璧な管理」自体は非常に難しいです。
「嫉妬心を無くしたい」と思っても、嫉妬心は出てくるものだし、人生の中で巡り合う人全員をポリアモリーについて納得させる事は不可能です。
だから、関係を管理できる「努力」の方が「関係を100%完璧に管理する」よりもハードルは低いです。
ポリアモリーあるあるについて理解を深められましたか?
最後に今回取り上げたポリアモリーあるあるについてまとめます!
まとめ
- ポリアモリーという関係性を築いていく上で嫉妬心という感情は絶対に出てくる。
- ポリアモリーである事の開示は自分自身を傷つける事に繋がってしまう可能性の方が大きい
- ポリアモリーの関係を100%、完璧に管理する事は不可能
ポリアモリーという関係を築くにおいて、嫉妬心を抱いてしまったり、相手から拒絶される可能性があったりという事も否めません。
ですが、色んな人と関係性を持つ事というのは毎日がとても楽しくなるのではないでしょうか。
ここから先はあくまで一個人の思いですが、僕はポリアモリーな関係を築けている人の事がとても羨ましいと思うし、純粋に凄いなと思っています。
1人の人だけでなく、沢山の人を好きになる事。
それは自分だけでなく、相手もちゃんと受容出来、且つ尊重できているからだと思うのです。
それは中々出来る事は無いと思うし、モノガミーの人が急にポリアモリー的関係を築くのは不可能です。
そうだからといって、自分の事を否定するつもりは一切ありません。
「モノガミーの自分もいれば、ポリアモリーの人もいる」
という現実を受容する事が自分自身を愛するためにとても大切ではないでしょうか。
参考文献一覧
NOISE「ポリアモリーにおける合意の難しさ」https://lgbter.jp/noise/0231/(2024年6月16日 閲覧)