PRIDE2023 コラム

幸せのレシピ -今がこれから/5th-

2023年10月10日

自分が他人と違うからといって一瞬にもせよ悲観する事はない
あなたはこの世の新しい存在なのだ

デール・カーネギー

生き辛いってなんだろう

平均以上の成績が取れない。
平均以上の収入がない。
みんなと仲良く出来ない。
・・・色々。

「平均」と「みんな」って、同じ。
みんなの外にいると生き辛い。
それは、みんなが気になるから。
「同じになれない」と辛い。

「同じ」でいないと辛いのは何故?

何かと不便だから。
偏見や差別を受けるから。
学校、会社に居場所がなくなるから。
協力者がいないから・・・。
これも沢山ある。

でもね、
みんなの中に居ると
他人事の傍観者ではいられず、
「みんなと同じ」を必死に演じて生きる。
ちゃんと演じられているか365日不安で生きる。
その不安を少しでも軽くする事だけに人生を捧げる。

だから、
「他者評価」や「他者承認」の獲得しかない人生。
良い承認を貰えても、明日には評価が下がるかもしれない。
ずっと終わる事が無い「みんな」を演じるか、
安心の前借りで評価と承認を高く貰う努力をする。

それがどうして辛いのか。
それはね、
平均的なみんなの承認と評価を獲得するにも、
終わらない努力、苦労、忍耐、疲労を伴い、結局は
どんなに承認と評価を獲得しても不安は無くならない。
幸せの実現はお金や地位があってもゴールしない。

何故なら、
人間は「みんなの外」が本来の生き方だから。
何故なら、
蟻や蜂とは違い「それぞれの個」でしか満足を得られない生物だから。

従って、
みんなの中では「自分の生き方」ではないから。

苦しく辛くなる。

「みんな違ってそれでいい」
流行りましたね。
本当は分かっている。それがいいこと。
でも、そう決めて生きる人は少ないから、
この国に笑顔は少ない。

感情や生理的な部分は生き方で大事なところだから、
「自分はこうだから」と生きた方がいい。
それは、色々あるけれど、後悔しないで、
「私はこれが正解」って。
だから、LGBTQを悩む必要はないよ。

問題は、みんなの辛い生き方が造った社会。
でも、これはそもそも「嘘の幻想」なのだから、
もう、限界でヒビが入っている。

でも、社会は経済で成り立っているから、
みんなで支える会社は必要?
その役目はもう終わりを迎えました。

メディアもSNSにとって代わり、
外食産業も大手チェーン店は閉店、個人店が活躍。
業績を伸ばす大企業も個性社員を採用し活躍している。

勝手に軽はずみな発言をさせていただくなら、
「みんなと同じが正義」なんて学校教育から崩れ、
そして社会でも変革が企業から始まり、
LGBTQというカテゴライズは
多分、2年もしたら壊れ始める。
「それぞれが普通」になるよ。
そうなった時には「みんな社会」にいた人の
「生き方の目標」として手本でいてくださいね。

「社会の生産性を求める」人生から「個の幸せを求める」時代ですよ。
これが、怖くて出来ないのだから、「みんな」は。

こんにちは、ともきです

日本人が皆、崇め、求め、憧れる「観音様」

知ってますか?観音様は「男でも女でもない」事を

「観自在菩薩」の自在とは自由。目に見える事実だけを観るのでは無く囚われず

自由な見方、考え方が苦をとり幸せへの答えです。

ばんさんと縁あって、b-LIGHTに掲載させて頂く事になりました。

ここでは、私なりに学んできた「見方、考え、意識、感情の在り方を知る」

を綴ってゆきます。述べる内容や表現が断定的で啓蒙的になっていますが、

これが、正解でも不正解でもなく、あくまでも、個人の考えや意見に過ぎません。

LGBTQやジェンダーポジションが原因のネガティブを

一つでも多くのハッピーに変えられる

その選択肢の一つになれば幸いです。

みんな正解にする

※とある男性当事者のご協力にて以下の記事に着手する事ができました。
この場をお借りしまして感謝申し上げます。

※お一人の実体験ですが、当てはまる事や近い事に置き換えて皆様も
消化し前に進めますよう心願致します。

社会人編

<宿泊施設業務にて>
・「年上の男性」が、なぜか無性に苦手だった時期でした。
(この時なぜこれほどに苦手意識を持っていたのかは、全然思い出せない)

ーホテル業務で夜勤シフトが多く、従業員用の仮眠室で仮眠するのが月の半分を占めていた。

仮眠室は更衣室の奥にあり、「男性仮眠室」では下着姿(パンツ1枚のみ)で歩きまわるスタッフばかりだった。

→これに耐えきれず、上司にも相談した。

ー改善は無かったー

これは、苦手な相手が下着だともっと嫌だということでしょうか。それとも、自身の女性性からくるものでしょうか。

その部分は、断定するのが難しいです。

同じホテルで働いている人とはいえ、たくさんの部署がありました。
そのため顔は知っているけど関わりを持ったことのない人が大半です。
それらの「好き・苦手」を抱く以前に、
周囲の人たちが下着姿でいる事を見て「ああ、嫌だな〜」と思っていたのです。
そのため、何が嫌だったのか、その根本は断定しにくいです。

現在、高圧的な態度を取られると、その人(男女問わず)にどんな印象を抱きますか。

自己防衛のため「敵」と認識します。

高圧的な態度=自分に対して何かをしてくるかもしれない存在、という印象を抱くでしょう。

筆者の思案

前述した問題の象徴的な出来事だと思います。
先ず、
男社会が造った慣習。これは、これまでの時代の象徴。
「男同士だけだから」とか。「男だから恥ずかしくない」それがカッコいい的な
強さの主張ですよね。
小さな閉塞的な場所での自己顕示ですね。
何故なら、法が無かったとしても、そのまま外へ出て電車には乗れないのですから。

そもそも、社会人になったばかりの方は自身の「大人像を色々と描いている」と思います。
先輩方はそういった想像力の配慮が欠如していたのでは。
それ以前に、下着でウロウロするという礼節の欠如ですよね。
生理的な嫌悪感ですね。LGBTQだからではなくマジョリティでもどうかと思います。
確かに、モラルや配慮のない時代でしたよね。今は少なくなったと思いたい。

問題は、上司に相談をしてもスルーされたか、改善意識の無い形だけの言動で、
改善されなかった事。
立場のある人であれば、この程度の改善は即座に出来るはずです。

現在のLGBTQの方が生き辛い根幹でもあります。
大多数や同じ仲間を優先擁護し個人や自分基準の仲間以外は尊重されない。

まぁ、だから皆、大多数側に入り、目上に媚びるのですから。
そしてその大多数で生まれるものが、偏見です。
自分達以外を区別すればするほど仲間意識は強くなるタチの悪さ。
ですが、その中にいる自身も偏見の的にならない様、大勢に同調する生き方を選択します。
それが辛い生き方になります。
その大勢が大きく、強く同調すればするほど、排他的になります。
ですが、組織、集団、コミュニティ、グループは決まって
その中にいる人は一人の質は低いです。言い方は悪いのですが・・・。
質とは創造性、アイデンティティは勿論、性格、思考力、自由度、幸福度・・・。
人生の質はどんどん低くなっていくのでしょう。

ですから、その場はどんなに居づらくても

染まらない、マイノリティが正解ですね。

重ねて強調したいことがあります。

カミングアウトや改善意見を一人の意思で出来る人がLGBTQ

の方々です。

本人にはそんな意図が無くても
それが、

これからの社会を変える事の出来る価値のある必要な能力

なのだと私は強く思います。

ー「年上の男性が苦手だった」ーことは
個人的に考察しますと、年上の男性がやる事と言えば、
年下に高圧的態度を、または、そう受け取られる言動をとりますよね。
評価、承認が得られない人が、自分の下を造り、上に立った錯覚を作る行動。
要は、これも他者個人を尊重せず自身の優位を保つ事です。

大多数グループの中に人生を捧げた年下には「はい、そうですね」
「流石っす」などと言われ、優越に浸ってこれたのでしょうけど、
この場合の方は高校生の時にカミングアウトを出来た、
個の人生を優先した方。

何よりも自分の生き方を価値とします。

当然、「嫌い」「敵」となります。
これは、排他的とは違うのです。
この方の大学生時代の行動で、自ら人と距離をとっています。

生きていれば、どこかで年上の男性にこういう態度をとられているものでしょう。

付き合う人を判断するには「好き」か「嫌い」が正解なのです。
素粒子の根本がそうなのです。
理由なんてありません。
「嫌い」であれば出来る限りその人は切り放った方が正しいのです。

絶対にやってはいけない事は
その人が「〇〇だから良い、△△だから悪い」と理由づけること。
他者をジャッジせずに、
あくまでも、「好き」か「嫌い」ですよ。

幸い、その後、この方は別の事情で転職をされました。

最後に

教わった事なんて、自分の幸せ造りには役に立たないですし、
逆に、捨てた方が良い弊害になる事が多いのでは無いでしょうか。

大事な事は何も教わってないのです。
大事な事は
自分が何に気付いて、どう感じたかを
素直に受け止め、言動する事だと思います。
その時、誰かにその同調を求めないで、
誰かと比べないで、
自分の意思決定した先に
自分の大事な生き方になるのだと思っています。

LGBTQの方々は今までご苦労された分、
幸せになる貯金に複利がついています。
辛くてもマジョリティより笑える日がそこまで来ているのでは。
と思うと楽しくないですか?
その日まで「これが自分だから」と
生きて欲しい。

コラムと言いながら読み物の尺になりましたので
ここで区切り、
社会人編part2に続きます。
今がこれから/6thもよろしくお願いします。

ともき

追記

今回、ご協力頂きました方は、過去の体験として
その多くを現在は俯瞰視できている様に
文脈から察します。勿論、全てを消化できない事も理解した上
不躾に筆問させて頂き、お答えを頂いておいて、
申し訳ない後悔に苛まれました。
何より、本来なら、思い出して、言語化し自身の半生を人に言うなんて、
ネガティブの何ものでもないでしょう。
ですが、「社会を良くするためなら答えたい!」
とコメントを頂き私も心を救われました。
凄く自分軸の芯が強い方だと思います。
重ね重ね、感謝申し上げます。

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株式会社KUMO様による投稿記事です。この度は記事を投稿していただき、誠にありがとうございます。